ミスターケリーズのルーツ

ミスター・ケリーズは、
サラ・ヴォーンの 名ライブ盤で有名な
シカゴMister Kelly'sの正統な継承店。

Mister Kelly’sのルーツは、50年代のシカゴに遡ります。本家のMister Kelly’sは、50〜70年にかけてシカゴの北ラッシュ通り1028番地で、レストラン&ナイト・クラブとして営業。ジャズファンなら誰でも知っている名盤「サラ・ヴォーン・アット・ミスター・ケリーズ」が生まれたのが、このライブハウスです。サラ・ヴォーンはもちろん、メル・トーメ、カーメン・マクレエなどのボーカリスト達が活躍し、バーバラ・ストライザンドもここの出身というぐらい、後にビッグアーティストとなった新人達の登竜門として名を馳せていました。

シカゴの北ラッシュ通り1028番地にあった本家Mister Kelly’s。有名なライブ盤「サラ・ヴォーン・ アット・ミスター・ケリーズ」は、57年8月に、ここで録音された。

写真は、1963年シグモンド・J・オスティ氏によって撮影されたもので、現在シカゴの歴史協会にも保管されています。
大阪のMister Kelly’sは、シカゴにあった本家Mister Kelly’sのオーナーから、名称の使用許可を貰い、1990年西梅田にオープン。本家と同じように、今や関西のジャズミュージシャンにとって登竜門的なライブハウスに成長し、シカゴ本家の正統な継承店として、新たなる伝統をOSAKAという地で育んでいます。

2代目の本家Mister Kelly’s。写真は75年に撮影されたもので、Mister Kelly’sのロゴが変化しているのが分かります。
シカゴ”Mister Kelly’s”で
レコーディングされたライブ盤
『アット・ミスター・ケリーズ』
サラ・ヴォーン 
CD(ユニバーサルクラシック)
UCCU-5138

サラ・ヴォーンがマーキュリー時代に残した作品の中から、シカゴのクラブMister Kelly’sで行なわれたライブを20曲たっぷり聴ける長時間収録アルバム。観客とのやりとりがとても楽しく、目の前にステージの光景が浮かんでくる貴重なアルバム。ロイ・ヘインズ、リチャード・デイヴィス、ジミー・ジョーンズという強力トリオを従え、アット・ホームな雰囲気で、スウィングするジャズの楽しさに満ちあふれた時間が楽しめる。サラの代表作のひとつに挙げられるライブ・アルバム。
『アニタ・オデイ・アット・ミスター・ケリーズ』
アニタ・オデイ
CD(ユニバーサルクラシック)
UCCV-9203

白人ジャズ・ボーカリスト、アニタ・オデイによる、シカゴのMister Kelly’sでのライブ録音盤。「ヴァーヴ誕生60周年#エッセンシャル&レア・コレクション」として紙ジャケット化されて発売されている。「ティー・フォー・トゥー」が聴きどころ。



シカゴMister Kelly’sが誕生した50年代は、まさにジャズの黄金時代!
40年代に誕生したモダン・ジャズの原型
ビ・バップと、 その反動から生まれた
クール・ジャズが50年代ジャズのルーツ。

話は、本家シカゴのMister Kelly’sが誕生する前の時代に遡ります。1940年代、チャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーなどのミュージシャンを中心に、ジャズ界に大きな変革が起こりました。「ビ・バップ(略してバップ)」と呼ばれるこの革新的なジャズの誕生により、それまで踊るための音楽だったジャズが、鑑賞用の音楽へと質的な変化をみせていったのです。NYのハーレムのクラブでのジャム・セッションから生まれたビ・バップは、いわばモダン・ジャズの原型。アドリブ、つまり即興演奏の可能性をどんどん広げ、バップなくして今日のジャズはありえない、というぐらい革新的な出来事だったのです。

一方、刺激に満ちたビ・バップへの反動として、静的な響きをもつクール・ジャズが誕生。緻密で知的なアンサンブルを重視した50年代のウェスト・コースト・ジャズの誕生へと、時代は進んでいきます。


40年代に誕生したモダン・ジャズの原型ビ・バップと、その反動から生まれたクール・ジャズが50年代ジャズのルーツ。
ビ・バップを聴くなら


『ストーリー・オン・ダイアル Vol.1 』
チャーリー・パーカー
CD 東芝EMI
TOCJ-6123

『グルービン・ハイ [LIMITED EDITION] [BEST OF] 』
ディジー・ガレスピー
CD コロムビアミュージックエンタテインメント
COCB-50416
クール・ジャズを
象徴する1枚


『クールの誕生 [LIMITED EDITION] 』
マイルス・デイヴィス
CD 東芝EMI
TOCJ-9252

西海岸の明るい風土が
そのまま音楽になった
ウェスト・コースト・ジャズ。

50年代前半になると、クール・ジャズの影響を受けた西海岸の白人を中心とするジャズメン達は、アンサンブルを重視したメカニックで明るいサウンドのウェスト・コースト・ジャズをつくりあげました。当時、ハリウッドの映画撮影所でサントラを演奏するには、初見で譜面を演奏できるだけの音楽的教養が必要で、当時、そのような教育を受けたミュージシャンは、ほとんどが白人だったからです。そのスマートで軽快なサウンドは、カリフォルニアの明るい空気がそのまま音楽になったような印象を受け、イースト・コーストの熱気とはひと味違う、ウェスト・コースト・ジャズのムーブメントが巻き起こったのです。
ウェスト・コースト・
ジャズの名盤


『オリジナル・ジェリー・マリガン・カルテットVol.2+11 [LIMITED EDITION]』
ジェリー・マリガン
CD東芝EMI
TOCJ-9342
『チェット・ベイカー=ラス・フリーマン・カルテット [LIMITED EDITION]』
チェット・ベイカー
CD東芝EMI
TOCJ-9331
『ザ・リターン・オブ・アート・ペッパー [LIMITED EDITION]』
アート・ペッパー
CD東芝EMI
TOCJ-9312

パワーとエモーション。
黒人プレイヤーの個性が開花した
黄金時代のジャズ、ハード・バップ。
ウェスト・コースト・ジャズが多くの支持を得ていた1950年代はじめ、東海岸のジャズ・シーンは、けっして恵まれた環境ではありませんでした。
この低迷の時代に、主として黒人ジャズメン達を中心におこなわれた試みが花開いたのは、55年頃。バップの伝統をベースにしながら、黒人的なパワーとエモーショナルな要素を取り入れ、しかも、ビ・バップのような画一的なスタイルではなく、より成熟したメロディックな表現を聴かせるスタイルが登場しました。それがハード・バップです。ミュージシャンひとりひとりの個性がとくに重視され、この時代ほどジャズメンがのびのびと個性を主張した時代はなかったのではないでしょうか。
マイルス、モンク、ソニー・ロリンズ・・・。数多くのプレイヤーたちのユニークな個性が競い合い、開花した、まさにジャズの黄金時代といえるでしょう。
ハード・バップの名盤


「バグス・グルーヴ」
マイルス・デイヴィス
CDビクターエンタテインメント
VICJ-2035
「ブリリアント・コーナーズ」
セロニアス・モンク
CDビクターエンタテインメント
VICJ-60296
「スタディ・イン・ブラウン」
クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ
CD ユニバーサルクラシック
AAA-0000-222
「直立猿人 [LIMITED EDITION] 」
チャールス・ミンガス
CD イーストウエスト・ジャパン
AMCY-1183
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